いろいろな価値観を受け止めることができ、
人間的な成長につながる心理学
さまざまなものの見方や価値観を学ぶ心理・福祉の分野は、それまでの自分の経験や考え方をベースにしてしまうと理解が難しいことも少なくありません。けれども、いろいろな経験を積みながら読書で見識を広めたり、友人たちと話をしたりすることで多様な価値観を幅広く受け止められるようになりました。これは、大学に入って私自身が大きく成長できた部分でもあります。心理学を学ぶことによって、将来の仕事だけでなく、人との接し方や相手の立場を理解することなど、人間的な成長にもつながると感じている今日この頃です。
国家試験の合格率や就職率の高さ、高校の先輩からの話などで九保大への進学を決めましたが、その学びは考えていた以上に充実し、将来の自分にプラスになることを確信しています。
公認心理士と社会福祉士。
二つの資格取得を目指し、日々の勉強を
現在は主に二つの資格取得に向けた勉強をしています。一つは公認心理士です。児童や生徒の心理について学び、虐待や教育の現場で悩む子どもやその家族の力になりたいとの思いからです。さらに、心理だけでなく福祉の捉え方や価値観などを多角的に身につけて支援ができることから、社会福祉士の資格取得も目指しています。
どちらも高度な資格なので、まずは日々の勉強を怠らないことが第一。わからないところは先生や友人にどんどん質問するようにしています。苦手な科目も友人と一緒に取り組みながらお互いの弱点を補い合えればより楽しく学べますし、大いに刺激にもなります。
また、1日の限られた時間を有効活用するためにも、往復の通学時間や授業の空きコマなどもできるだけ無駄にせず、予習や復習に費やすように。短時間での勉強は意外と集中でき、効率的に理解することができます。
日々の授業の中で今、最も興味を持っているのは母親と子どもの相互関係について。親子の関係が子どもの性格の特性にどのように影響を及ぼしているのか、子どもの気質が母親の養育態度にどんなふうにつながっていくのかなど、家族という身近なテーマに関心を持ち、さらに掘り下げて学んでみたいと思っています。