医療薬学研究科 医療薬学専攻
博士課程(4年制)
臨床現場において指導的立場に立てる薬剤師を養成する
教育理念とミッション
本学大学院医療薬学研究科医療薬学専攻(D)では、「医薬品の品質、安全性、有効性を十分な科学的根拠に基づき、予測、評価、判断できる能力を有し、これらの能力を総合的に活用することで、医療人として最善の職責を果たすことができ、臨床現場において指導的立場に立てる医療人を養成する」ことを教育目標とする。
入学者受入方針
受験資格
- 大学の薬学(6年制)、医学、歯学又は獣医学の課程を卒業した者
- 大学の薬学(旧4年制)を卒業し、修士課程を修了した者
- 大学の薬学(旧4年制)を卒業し、3年以上経過した者で、修士課程を修了した者と同等の学力があると認められた者
- 外国において学校教育における18年の課程(最終の課程は、医学、歯学、薬学、または獣医学)を修了した者
- 文部科学大臣が指定した者
- 本大学院において、個別の入学資格審査により、薬学(6年制)、医学、歯学又は獣医学の課程を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、24歳に達した者。
入学者選抜の方法
入学者選抜では、基礎学力確認のために、有機化学、生薬学、分析化学、衛生化学、生化学、薬理学、薬物治療学より選択2科目の筆記試験を実施する。さらに、事前に最新の「医療薬学」に関する課題を与え小論文を提出させ、この小論文を基に面接試験を実施する。面接試験では、「受験生の医療薬学向上に貢献しようとする熱意」、又は「指導的立場に立てる能力を身につけるとの強い意思」を持つことを確認することにより入学者を選抜する。
定員
本研究科では、大学院教育においてきめ細やかで高度な指導を行うために、院生数と指導教員との比に余裕を持たせ、定員を1学年4名に設定している。
学位審査体制・修了要件
学位審査体制は、予備審査、博士研究成果発表会、本審査、最終試験からなる。本研究科課程の修了要件としては、4年間の学修期間をもって研究科が指定した所定の単位(30単位以上)修得を満たし、かつ博士論文本審査および最終試験に合格することとする。学位申請者は、本研究科在学中に博士論文として本研究科が認定する権威ある学術雑誌に1編以上論文発表すること。または当該論文の掲載が受諾されている場合はこれを可とすることができる。当該論文は単著または学位申請者が筆頭著者でなければならない。本研究科が認定する「権威ある学術雑誌」とは、厳密な査読制度を有するインパクトファクター(IF)を持つ国際英語学術雑誌を基準とする。その他の学術雑誌(査読有)については、当該論文投稿前に研究科委員会において別途審議し認定する。
- 予備審査
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研究科委員会が委嘱する予備審査委員が、学位申請者の出席を求め非公開で予備審査を行う。予備審査委員は、主査1名及び副査3名を原則とする。研究指導教員は、主査になることはできない。予備審査において、予備審査委員は博士論文の内容審査をおこなうと共に、学位申請者に当該論文内容のプレゼンテーションを課し、研究の新規性・社会貢献(60%)、プレゼンテーション能力(20%)、論理的思考能力(20%)等の評価を行う。
- 博士研究成果発表会
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研究科委員会で、予備審査委員主査の報告に基づき本審査に付すことが承認された場合、研究科長は、予備審査合格者による博士研究成果発表会を公開で行う。
- 本審査
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博士研究成果発表会終了後、研究科長は研究科委員会を招集し、同研究科構成員の3分の2以上の出席を得て本審査を行う。本審査では、研究の新規性・社会貢献(60%)、プレゼンテーション能力(20%)、論理的思考能力(20%)等を総合的に評価して合否を議決しなければならない。研究科委員会での本審査合格の議決は、出席者の3分の2以上の同意を要する。
- 最終試験
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本審査の前までに、科学領域英語の最終試験に合格していなければならない。
最終試験は、第1部(英語読解問題)、第2部(英作文問題)からなる。第1部は2年次より、第2部は予備審査申請後より受験可能であり、合格後の有効期限は第1部は3年とし、第2部は1年とする。