人工心肺をはじめとする生命維持管理装置を操作し手術室や
集中治療室などで活躍することのできる高度先進医療に通じた臨床工学技士を養成
1年次前期には「QOLと人間の尊厳」、「医学概論」や「健康科学論」といった科目を学びます。また「医療英語」や「医療統計学」も学修、医療人としての素養を豊かにしておくのも大学ならではです。ボランティア活動も単位認定されるため、取り組む学生は少なくありません。
1年次後期からの専門基礎、2年次の発展、3年次の応用、4年次の実践へと、段階的かつ体系的に学習していくことで臨床工学技士としての専門的な知識と技術を着実に身につけ、国家試験の合格を確実視していきます。その間、最先端の医療機器を備えた学内施設や提携病院での実習を繰り返し、高度先進医療に即応できるレベルの実力を養います。
臨床工学技士コースの履修については1年次前期修了時に希望調査を行います(履修は1年次後期から)
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保健科学部 臨床工学科(現・生命医科学部 生命医科学科 臨床工学技士コース)4年
安部 知保さん
大分鶴崎高等学校(大分県)出身
現在の勤務先は、重篤な状態にある患者様に高度医療を行う三次救急病院です。就職後すでに10年以上が経ちましたが、これまでに血液透析や急性血液浄化、高気圧酸素療法、血管内超音波検査(IVUS)などさまざまな業務を経験。現在はME(Medical Engineering)室で医療機器の保守管理業務を行っています。九保大※では、豊富な実習によって実際の医療機器に触れる機会が多く、在学中から将来の仕事に対して大きな意欲を湧かせることができました。患者様に合わせて、現場でよりよい医療の方法を考えられるようになったのも、大学で血液透析の原理などについて深く学んだおかげだと感じています。患者様が元気を取り戻すためのサポートができ、その意義を感じられることがこの仕事の最大のやりがいです。今後はICUや手術室といった業務にもチャレンジし、さらにキャリアを身につけたいと思っています。
※九保大(九州保健福祉大学)は2024年4月九州医療科学大学へ名称変更
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