臨床検査技師や臨床工学技士といった医療のスペシャリストを
めざす学びに励み次代の社会に自分らしく貢献しよう
学科紹介
生命医科学部生命医科学科
[臨床検査技師コース/臨床工学技士コース]
“がん”をはじめとする疾病の早期発見に向けて、正確な検査データを迅速に提供するスキルを備えた臨床検査技師と細胞検査士、人工心肺をはじめとする生命維持装置を操作し、手術室や集中治療室などで活躍することができる高度先進医療に通じた臨床工学技士を養成します。
Educational Goals
生命医科学部教育目標
高度な倫理観と専門知識をもつ「臨床検査」や「生命維持管理装置の
操作および保管管理」に関するスペシャリストを育成。
学部長メッセージ
生命医科学部では臨床検査技師と臨床工学技士の国家試験受験資格が取得できます。これらのシングルライセンス取得を基本として、臨床検査技師に加えて上位資格である細胞検査士の資格を4年間で取得できるコースをもつ九州 “唯一” の学部です。4年間で臨床検査技師+細胞検査士の資格を取得したあと、プラス1年間で臨床工学技士の国家資格が取れる “トリプルライセンス” プログラムも準備しています。これらの資格取得のための学力・知識の獲得はもちろん、チーム医療の現場でリーダーシップを発揮することができる人材の育成を目指しています。
臨床検査技師は、コロナ禍のもとで必要不可欠な検査であるPCR検査、抗体検査、抗原検査をはじめ、体の内部を検査することができる超音波検査などを行います。細胞検査士は“がん細胞”を見つけることができる資格で、日本人の死亡原因の1位であるがんの早期発見に貢献できます。また、臨床工学技士はいわゆるECMOをはじめとする人工呼吸器、手術室の人工心肺装置、血液浄化(人工透析)装置などの生命維持管理装置の操作および保守管理を行うなど、それぞれの資格保持者が日本の最先端医療を担っています。こうしたスペシャリストを求める大学病院や総合病院は数多く、病院以外でも検体検査を専門とする検査センター、超音波検査などの生体検査を軸とする健診センター、あるいは医療機器メーカーなど、幅広い分野での活躍も期待されます。
あわせて、生命医科学部の教員が所属する「がん細胞研究所」では、“がん”、“iPS細胞”、“感染症”などをはじめ、生命医科学のさまざまな研究に取り組んでおり、卒業研究では最先端の研究の一端を垣間見ることができます。卒業後、さらに研究を進めるために大学院に進む道もあり、生命医科学に関する高度な専門知識を身につけ、世界に羽ばたく研究者・医療従事者となるといった夢も視野に入れ、この生命医科学部で充実した学生生活を過ごしてもらいたいと思っています。
- 細胞検査士は日本臨床細胞学会が認定する臨床検査技師の上位資格です。
生命医科学部 学部長・教授 三苫 純也