生命医科学科
顕微鏡でがん細胞を検出し、がんの早期発見に貢献する細胞検査士を養成
本邦で罹患率・死亡率ともに増加の一途をたどる「がん」に最も有効な対策は「早期発見・早期治療」です。細胞検査士は顕微鏡を使ってがん細胞を検出し、がんの早期発見に大きく貢献します。また、臓器によってはがんになる前の「前がん病変」を検出することもでき、この状態で発見すれば大規模な手術をせずとも完治が見込めます。その他、炎症や感染症の診断にも関わります。養成課程を有する大学は九州圏内で本学のみ。日本臨床細胞学会の既定により、定員は20名程度と定められています。
顕微鏡を使ってがん診断に貢献する細胞検査士ですが、近年のがん診断では遺伝子やタンパク質発現も診断の大きな指標となります。細胞検査士養成課程ではがん細胞の形態学的特徴のみでなくがんの遺伝子発現の有無や遺伝子異常、タンパク質発現の有無を解析する為の知識・技術も学びます。また、各教員の研究成果も講義に反映し、常に最新の知見をもった細胞検査士の養成を目指します。本学の細胞検査士教育は、大学に併設するがん細胞研究所と協働して行います。
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