大学概要OVERVIEW OF THE UNIVERSITY

平成29年度 全学科学生アンケートの意見

平成29年度 全学科学生アンケートの意見

スポーツ健康福祉学科結果

「プロフィール」設問1~10

スポーツ健康福祉学科の回答率は20歳代が66%、10歳代が31%となり、2年生の回答率が他の学年に比べて極端に低い結果でした。男女比は男子が81%、女子が19%でした。出身地は、宮崎県出身学生が43%で、次に大分、鹿児島が多く、ついで福岡となり約96%が九州出身者でした。入試区分については、指定校入試が44%で最も多く、ついで一般入試の23%でした。AO、指定校、推薦では65%、一般およびセンター利用が35%でした。本学以外に受験した学校では、54%の学生が本学以外の学校は受験せず、他の国公立大学、私立大学をそれぞれ18%の学生が受験していました。また専門学校を受験した学生も若干名いました。通学手段は自動車が46%で、次いでバイク、自転車となり、90%近くの学生が通学時間が30分以内でした。本学学友会会員であることを知っているかの有無は半々でした。

「大学入学以前について」設問11~17

本学科の情報入手先は、親、知人、高校教員からが48%、ついてオープンキャンパス38%、ホームページが33%でした。75%が学科選択は自分の意思で行っていました。学科の選択理由では、83%が資格が取れることを挙げていました。93%の学生が経験のありませんでした。浪人経験は、ほぼありませんでした。入学前に勉強している学生75%で、入学後クラブやサークル活動に参加を考えている学生が72%で多くの学生が入学後のクラブやサークル参加を考えていました。

「大学生活について」設問18~40

講義以外での生活サイクルでは、アルバイトが35%と最も多く、ついて自宅が29%となりました。特にクラブ、サークル参加が23%と他の学科と比べての大きな違いでした。クラブやサークル活動は全くしていない学生が31%であるのに対し、54%の学生が毎日から週1~3回といった何らかの活動を行っていました。アルバイトについては毎日行っている学生はいませんでしたが、50%の学生が週に4~6回のアルバイトを行っており他の学科と比べて特徴的でした。入学前後に本学のイメージは半数の学生が変わっていませんでしたが、25%で悪くなったと回答していました。大学への通学頻度は70%の学生が毎日通学していますが、20%が週3~4日でした。キャンパス内で過す場所は講義室が48%と最も多く、ついて29%が図書館でした。休日の過ごし方は65%がアルバイトで、50%が帰省、ついて33%がクラブ、サークル活動をしていました。学費は70%が親や親族からの援助で、52%が奨学金を利用していました。アルバイトと回答した学生が18%いました。72%が一人暮らしで、家族との同居は27%でした。生活費は同居、一人暮らしとも3~5万円が最も多くどちらも40%台でした。生活費の工面は同居ではあまり差はありませんが、一人暮らしではアルバイトによるものが64%と最も高くなっていました。好きな講義や実習の数は半数が2~4つでしたが、なしという学生が38%いました。大学生活での悩みは、勉強や成績、進路や就職が多くなっていました。経済的な問題や大学外の関係の悩みもありました。悩みの相談は、主に友人や親・兄弟姉妹等が多くなっていました。休学した経験を持っている学生はいませんでした。留年経験は4%で、その主な理由は身体的疾患と勉学意欲の喪失でした。

「自主学習」設問41~42

平日の平均勉強時間は、していないと回答したのが29%で、30分未満が27%、30分~1時間が25%でした。休日では37%の学生がまったく勉強をしていない結果でした。

臨床福祉学科結果

「プロフィール」設問1~10

学生の年齢は、20代が6割、10代が4割で、性別に関しては、男女の比率がほぼ半々であることが特徴的でした。出身地では、宮崎県出身学生が6割を占め他学部比べて多い傾向にありました。ついで熊本県が多く、9割が九州出身者でした。入試区分については、AO、指定校、推薦入試で7割を占め、とくに指定校が4割で特徴的でした。本学以外に受験した学校では、6割が本学以外の学校は受験せず、2割が国公立大学の受験を経験していました。通学手段はバイクと自動車がそれぞれ約3割で、通学時間は大半が30分以内でした。入学時にすでに本学学友会会員であることを知らない学生が全体よりも低い傾向にありました。

「大学入学以前について」設問11~17

本学科の情報入手先は、親、知人、高校から紹介、ホームページ、オープンキャンパスがそれぞれ4割を占めていました。とくにホームページとオープンキャンパスは全体よりも多い傾向にありました。また、学科選択は7割が自分の意思で行っていましたが、3~4割は親や高校・予備校の先生の影響も受けていました。学科の選択理由は、8割が資格が取れることを挙げ、就職率の高さや自宅通学が可能という理由も多くなっていました。不登校の経験のある学生は3割程おり特徴的な点でした。浪人経験は、ほぼありませんでした。入学前に勉強している学生は4割程度で、入学後クラブやサークル活動に参加を考えている学生は5割程度でした。ほぼ全員が資格を取りたいと考えていました。

「大学生活について」設問18~40

講義以外での生活サイクルでは、4割が自宅で過し、アルバイトが生活の中心である学生が3割でした。クラブやサークル活動の頻度は、7割が参加しておらず、活動をしている場合ではその頻度は週1~3回でした。7割がアルバイトをしており、その頻度は週に1~3回が3割、4~6回が2割で他学部に比べてやや頻度が高い傾向にありました。入学前後に本学のイメージは6割以上の学生で変わっていないようでした。大学への通学頻度は7割が毎日通学していますが、3割は週3~4日でした。キャンパス内で過す場所は食堂と講義室で7割を占めていました。休日の過ごし方は5割がアルバイトで4割は帰省をしていました。学費は8割が親や親族からの援助で、半数が奨学金を利用していました。一人暮らしと家族との同居がおおむね半々で、生活費は水道光熱費を除いて3~5万円が半数を占めていました。生活費の工面は一人暮らし、同居に関わらず親などからの援助とアルバイトの比率が高く、とくに一人暮らしでは奨学金の比率が高くなっていました。好きな講義や実習の数は2~4つが4割を占めていましたが、なしという学生も同程度いました。大学生活での悩みは、勉強や成績、進路や就職が多くなっていました。経済的問題を挙げる学生も少なくありませんでした。また、悩みの相談は、主に友人や親・兄弟姉妹等が多くなっていますが、チューター教員への相談も約3割いました。休学した経験を持っている学生は約1割で、その理由は、心身耗弱、学力不足、身体的疾患でした。休学後復学した時、全員が勉強意欲が向上していました。留年経験は約1割で、その主な理由は学力不足と勉学意欲の喪失でした。

「自主学習」設問41~42

平日や休日の1日の平均勉強時間は、30分未満と30分~1時間がそれぞれ25%でした。3割が全く勉強していませんでした。

子ども保育福祉学科結果

「プロフィール」設問1~10

設問1「回答率」→34.5%で学部中第2位だが、学部間比較では社会福祉学部は最低。アンケートに対する応答意識が低い現状がある。設問6「入試区分」→指定校入試が回答者の半数を占める。また、設問7「本学以外に受験した学校」→回答者の8割が「他の受験なし」という結果を見ても、本学科のみの受験傾向がある。本学科に対する積極的な入学志望理由があったことが予測される→※設問13「本学学部・学科を選んだ理由」に対する「資格が取得できる」(70%)と「自宅通学できる」(50%)という回答との関連があるだろう。

「大学入学以前について」設問11~17

設問11「本学に関する情報入手先」→「ホームページ」(60%)、「オープンキャンパス」(50%)「親、知人、高校教員」(50%)が多い。設問12「本学学部・学科選択に大きく関与した人」→「自分の意思」(70%)、「親」(60%)。設問13「本学学部・学科を選んだ理由」→「資格が取得できる」(70%)、「自宅通学できる」(50%)ということから、保育士、幼稚園教諭の2資格の取得が主な志望動機であることと、地元出身の高校生の志望者が半数であることが確認できる。設問14「高校までに不登校の経験はありますか」→「なし」8人(80%)は以前より減少している。設問16「入学後に備えて、入学前に勉強しましたか」→「はい」6人(60%)との回答が見られるが、入学後の学習態度・意欲や学力状況と重ねると整合しない面もあるので、検証が必要である。

「大学生活について」設問18~40

設問21「将来に向けて資格を取りたいですか?」→10人中9人が「はい」だが、回答者数に対する「はい」の比率は全学科中最低(グラフ参照)。在学科学生数に対し、入学時の資格取得に対する意欲がその後、減少、衰退した学生が一定数いることが予測されるので、実状確認と対策が必要。設問33「大学生活でどのような悩みがありますか?」→「友人関係」(30%)全学第2位、「先輩との関係」(20%)全学第1位、「教員との関係」(20%)全学第2位。3件とも全体の中で最高位群であるため原因の確認と改善対応が必要である。設問34「悩みがある場合、誰に相談しますか?」→「友人」(50%)、「チューター」(60%)、「親、兄弟姉妹」(50%)。設問33に見られるような状況もあるが、一方で約半数は悩みを相談できる友人、家族を持っていることが分かるし、チューター教員が適宜対応している実態もあることが確認できる。課題は適切な相談相手がいない学生に対する対応である。

「自主学習」設問41~42

設問41「平日(講義以外)の平均勉強時間(ホームワークを含む)は何時間ですか?」→「していない」0人(全学中0人は本学科だけ)。「30分未満~2時間以上」に分散している。指示された課題等に関しては「真面目に勉強する」タイプの学生は多いが、その「質」に関しては再検証の上でさらなる指導が必要である。設問42「休日の1日平均勉強時間(ホームワークを含む)は何時間ですか?」→設問41と同様。

作業療法学科結果

「プロフィール」設問1~10

作業療法学科の回答率は4割であり、1年と3年で9割を占め2年は1割未満でした。なお、4年は臨床実習中のため回答者はいませんでした。学生の年齢は10代が4割、20代が7割で、男女の比率はほぼ同じでした。出身地では、全員が九州地区であり、うち宮崎県出身学生が約6割を占め、次いで大分県約1割強でした。入試区分については、指定校入試と一般入試がほぼ4割ずつでした。本学以外に受験した学校では、4割が本学のみの受験であり、3割が国公立大学、2割強が私立大学受験でした。通学手段は自動車が5割、バイクが2割でした。通学時間は8割が30分以内でした。入学時にすでに本学学友会会員であることを知っている学生は4割でした。

「大学入学以前について」設問11~17

情報入手先は、「親、知人、高校から紹介」、大学案内、オープンキャンパス、ホームページの順で、ほぼ4割強程度でした。学科選択に関与した人物では、6割が自分の意思及び親の勧めで、3割は高校・予備校の先生からの勧めでした。学科の選択理由は、約7割が資格取得、2割強が他学の不合格、2割弱が自宅通学可能でした。不登校の経験のある学生は2割弱でした。浪人経験は1名(0.2割)でした。入学後に備えて入学前から勉強していた学生は3割強で、入学後クラブやサークル活動に参加を考えていた学生は約5割でした。

「大学生活について」設問18~40

講義外の過ごし方は4割強が自宅、3割がバイトでした。学内自習の実施は1割でした。クラブ活動等は7割がなしでした。バイトは3割がなしで、実施者の5割が週1〜3回でした。資格取得は1名以外が希望でした。本学イメージは1割が向上でしたが、2割強が悪化でした。通学頻度は9割強が毎日でした。学内の居場所は講義棟と学食が5割ずつでした。休日等の過ごし方は6割がバイト、5割が帰省でした。学費は8割が親の援助で、5割が奨学金でした。一人暮らしは6割で、4割弱が家族同居でした。同居での生活費は6割強が3万以下で、その工面は4割が親の援助、3割がバイトと奨学金でした。一人暮らしの家賃等以外の生活費は7割強が5万以下で、その工面は7割が親、5割弱が奨学金とバイトでした。好きな講義は4割がなしでした。悩みは7割強が勉強、4割が進路でした。休学経験者はいませんでした。留年経験は精神疾患と学力不足の2名でした。

「自主学習」設問41~42

平日1日の平均勉強時間は、4割が30分~1時間で、2割強が30分未満と1時間以上でした。休日の平均勉強時間は3割が30分~1時間で、2割強がしないと1時間以上でした。

言語聴覚療法学科結果

「プロフィール」設問1~10

言語聴覚療法学科は全体の4割弱が回答し、回答した人数は各学年ほぼ均等でした。学生の年齢は20代が7割、10代が3割で、男女の比率は男性が2割、女性が8割でした。出身地では、宮崎県出身学生が約4割を占め、次いで熊本県約2割で、9割が九州・沖縄出身者でした。入試区分については、指定校入試が6割を占めているのが特徴でした。本学以外に受験した学校では、7割が本学以外の学校は受験していませんでした。通学手段はバイクと自動車と合わせて約7割で、通学時間は大半が30分以内でした。入学時にすでに本学学友会会員であることを知っている学生が約6割でした。

「大学入学以前について」設問11~17

情報入手先は、親、知人、高校から紹介、ホームページ、オープンキャンパスからの入手がそれぞれ半数前後いました。最も多いのは、ホームページからの情報入手でした。また、学科選択は6割が自分の意思及び親の勧めで、3割は高校・予備校の先生からの勧めでした。学科の選択理由は、約7割が資格取得、4割が国家試験合格率と就職率の高さを挙げました。不登校の経験のある学生は1割でした。浪人経験は皆なしでした。入学後に備えて入学前から勉強している学生は6割強で、入学後クラブやサークル活動に参加を考えていた学生は約5割でした。

「大学生活について」設問18~40

過半数が講義以外の時間を自宅で過ごすと回答し、実際、入学後クラブやサークル活動に参加をしているのは2割強でした。6割がアルバイトしておらず、アルバイトをしている場合、最も多い頻度は週に1~3回でした。また、全員が資格取得を望んでいました。入学前後に本学のイメージは過半数の学生が変わっていないと回答しました。大学への通学頻度は8割が毎日通学していますが、約1割は週3~4日でした。キャンパス内で過す場所は講義研究棟が約7割を占めていました。休日の過ごし方は6割が帰省、3割がアルバイトをしていました。学費は8割が親や親族からの援助で、約半数が奨学金を利用していました。一人暮らしが8割で、家族や親戚との同居が2割でした。家族や親戚と同居した場合、生活費は水道光熱費を除いて3万円以下が半数を占めていました。生活費の工面は親などからの援助の割合が高くなっていました。一人暮らしの場合、生活費は3~5万円が多く工面は親などからの援助の割合が高くなっていました。好きな講義や実習の数はなしが約半数いて、次いで2~4つが4割を占めていました。大学生活での悩みは、勉強や成績のことが8割、友人関係のこと、経済的問題が約3割いました。また、悩みの相談は、友人が7割と最も多く、次いで親・兄弟姉妹等が3割と多くなっていますが、チューター教員への相談も2割弱いました。休学した経験を持っている学生は約1割で、その理由は、学力不足と身体的疾患でした。休学後復学した時、過半数は勉強意欲が向上したと回答しました。留年経験は約2割があり、その理由は学力不足でした。過半数はその後、勉強意欲が向上したと回答しました。

「自主学習」設問41~42

平日1日の平均勉強時間は30分~1時間が3割で、1時間以上が約半数いました。休日の平均勉強時間は30分未満が約3割で、6割が1時間以上勉強していました。

視機能療法学科結果

「プロフィール」設問1~10

回答率は、全体で43.5%でした。学年の年齢は、20代の81%で最も多く、10代が15%でした。性別については、男子が33%、女子が67%であり、およそ男子学生1に対して女子学生が2の割合でした。出身地については、宮崎県の出身学生が59%と最も多く、次いで大分県が11%、鹿児島県が7%でした。九州各地や中四国からがほとんどでしたが、それ以外の地域からの学生が11%と大分県と同率でした。入試区分については、指定校入試が最も高い割合でした。本学以外に受験した学校は、本学以外の学校を受験しなかった学生が70%と最も多く、他の私立大学が22%、国立大学・専門学校が11%でした。通学手段は、自動車通学者の37%と最も多く、次いで、バス・バイクでの通学者が22%であり、電車とバスの利用が15%でした。通学時間については、30分以内が74%と最も多く、30~60分が15%、60分以上が11%でした。入学時に学友会会員になっていることを知っている学生が、約半数いました。 

「大学入学以前について」設問11~17

本学に関する情報の入手先は、大学全体と同様の傾向がみられましたが、特に学科リーフレット・オープンキャンパス・九保祭・本学見学会の項目は、大学全体より10%以上高い比率でした。本学学部・学科選択に大きく関与した人については、親の63%が最も多く、次いで自分の意思が59.3%と高校や予備校の先生が29.6%でした。本学科では、本人の意思に対し、親や周囲からの勧めの比率が高く、また情報の入手先がオープンキャンパスや本学見学会など学生への直接的な働きかけが本学学科選択への影響が高いようでした。本学学科・学部を選んだ理由については、資格が取得できるが88.9%、国試合格率が高いが48.1%が大きな要因となっていました。不登校の経験については、4%でした。浪人経験については8%でした。入学後に備えて入学前の学習については、おこなったと回答した学生が63%でした。入学後にクラブやサークル活動に参加しようと考えていた学生は48%でした。

「大学生活について」設問18~40

視機能療法学科の学生からの回答では、講義以外の生活サイクルは、自宅で過ごすのが48%と比率が最も高く、クラブ・サークル活動を行っておらず、約4割の学生がアルバイトを行っていました。将来に向けての資格取得は96%が希望しているとの回答でした。入学前後での本学に対するイメージについては、変わらないが63%でした。大学に来る日数については毎日であり、空き時間は大学キャンパス内の講義研究棟で時間を過ごす学生がほとんどでした。休日や長期休暇は、帰省とアルバイトで過ごす学生がほとんどでした。学費については、親・親戚からの援助と奨学金であり、およそ63%の学生が一人暮らしをし、生活費の金額は3~5万であり、親からと奨学金で工面しているようでした。好きな講義・実習については、2~4つが26%でした。悩みについては、勉強や成績・進路や就職のことについてが最も高い比率であり、4年次生に最も高い傾向がみられました。悩み事の相談に対しては、友人が最も高く、チュータや親兄弟への相談が高い傾向でした。休学については15%、留年については30%の回答であったが、その理由については、いずれも学力不足であるとの回答でした。復学後の学習意欲があったとの回答は、休学者では100%、留年者では63%でした。

「自主学習」設問41~42

平日と休日の平均勉強時間(ホームワーク)について、25%の学生が30分~60分間行っており、30%以上の学生が2時間以上行っているとの回答でした。

臨床工学科結果

「プロフィール」設問1~10

本学科における学生アンケート結果の回収率は、保健科学部の中で61.6%と最も高かった。本学科は、九州管内の中で宮崎県出身者が最も多く、その比率は男子学生が圧倒的に多い。入試区分においては、高校の進路指導教員により指導されているのか、一般入試区分で入学してきた学生が最も多い。30分以内で通学してくる学生が多く、自動車・バイク通学が全体の約8割を占める結果となった。

「大学入学以前について」設問11~17

本学科入学者は、親の影響により入学してくる学生が多い。これは、両親が医療従事者または医療に関わる仕事に従事している方が多く、臨床工学技士の将来性を熟知しているためだと考えられた。また本学科では、国試合格率、就職率が高いことも入学して来る要因の一つであると推測された。本学科の課題として、入学後に備えた入学者に対する確かな入学前教育プログラムの実施が喫緊の課題である。

「大学生活について」設問18~40

大学生活において講義以外の生活サイクルは、学内自習が最も多く臨床工学棟(8号棟)で実施している学生が多い。経済的な理由により週に数回、アルバイトをしている学生も見られたが、学費に関しほとんどの学生が保護者からの援助および奨学金を利用していた。また講義にはほとんどの学生が毎日出席し、臨床工学技士国家資格取得に向けて日々努力しており、入学前後で本学科に関しイメージの変化は見られないとの回答を得た。
大学生活での悩みについては、日々の勉強・成績や将来の進路・就職について悩んでいる学生が多く、主に友人・親に相談しているとの結果を得た。

「自主学習」設問41~42

自主学習においては、講義以外の平日および休日における1日平均勉強時間は、30分~2時間程度実施している結果となった。

薬学科結果

「プロフィール」設問1~10

薬学科では約半数の学生がアンケートに回答し、その約7割が1〜3年生でした。5年生は学外での実習のため回答数が少なかったと考えられます。年齢では10代、20代が大部分でしたが、30代、40代の学生もいるのが特徴的でした。性別では女子が約6割でした。出身地は宮崎県が最も多く、次が鹿児島県、後に福岡・熊本・大分県がほぼ同数で続き、以上で8割以上を占めていました。他の出身地で多かったのは沖縄県でした。入試区分は一般入試とセンター利用入試を合わせて7割となり、多くの学生が学力重視の入学試験を経て入学していました。8割以上の学生は本学以外にも私立大学や国公立大学を受験していました。通学手段は自動車が約半数、通学時間は大部分が30分以内でした。約6割の学生は、入学時に学友会会員であることを知っていました。

「大学入学以前について」設問11~17

本学に関する情報の入手先は、親・知人・高校教員が最も多く、次いでホームページ、大学案内、オープンキャンパスでした。本学薬学科の選択には、自分の意思と親の勧めが同程度に大きく関与していました。選択の理由には、半数以上の学生が資格取得と国家試験の高い合格率を挙げていました。しかし学生募集で国家試験合格率をアピールしている割には、これらを選択の理由とした人数が少ないように感じました。学生の約6人に1人は浪人の経験があり、他学部・学科よりも高い割合でした。不登校の経験がある学生は約1割でした。入学後に備え勉強していた学生は約5割、入学後クラブ・サークル活動への参加を考えていた学生が約5割でした。

「大学生活について」設問18~40

講義以外の生活サイクルの中心では、6割近くの学生が自宅で過ごす、約3割が学内や図書館での自習と回答し、クラブ・サークル活動やアルバイトと回答した学生は少数でした。ただし約3割の学生はクラブ・サークル活動に参加し、約4割の学生は主に週1〜3回程度のアルバイトを行っていました。少数ですが資格を取得したいと思わないと回答した学生がいました。入学前後での本学のイメージは、他の学部・学科と同様に約6割が変わらないという回答でした。ほとんどの学生は講義に出席するために毎日大学へ来ると回答していました。キャンパス内の主な居場所では、講義研究棟以外に、自習場所として使用される食堂、ロビー・ホールを挙げていました。休日や長期休暇の過ごし方では、6割以上が帰省、約3割がアルバイトでした。学費の工面は、親・親戚からの援助と奨学金が主でした。約8割の学生は一人暮らしをし、その家賃と光熱費を除く生活費は7割以上が5万円以下であり、学費と同様、主に親・親戚からの援助と奨学金により工面していました。好きな講義・実習について半数以上の学生が2つ以上あると答えていました。大学生活での悩みは7割近くが勉強や成績を挙げていました。次に多かった進路や就職の悩みは3割弱で他の学部・学科より低い値でした。悩みを相談する相手は友人が多く次いで身内でしたが、誰にも相談しないという回答が2割弱ありました。休学したことのある学生について、主な理由は経済的問題と学力不足であり、ほとんどが復学後には勉学意欲が向上したと回答していました。留年したことのある学生では、主な理由は学力不足と勉学意欲の低下であり、留年中に勉学意欲があったと回答した学生は約7割でした。

「自主学習」設問41~42

講義以外にも、平日・休日ともに大部分の学生は1時間以上を勉強に当て、休日では2時間以上という回答の割合が増えていました。

動物生命薬科学科結果

「プロフィール」設問1~10

回答率については、本学科では29.3%と全学科の中でも最も低く、学生のアンケートへの感心を持ってもらえなかった結果と考えられる。
学生の年齢構成は、20代が最も多く、ほとんどの学生が現役入学であり、回答者の男女比は、女性が男性の約2.5倍である。
出身地については、ほとんどが九州で、宮崎県内出身者が約4割を占め、近県がそれに追随することから、本学への認知度に依存するのかも知れない。
入試区分については、一般入試合格者の割合が45.7%と約半分がこの受験方法を選択しているが、本学が多様な受験方法が学生を集めるのに寄与していると思われる。
また、本学科以外に受験した大学・学部については、他の私学を合わせて受験している。また、他の受験をしない学生の割合も高いのは、推薦での入学者が多いことによると思われる。
通学手段については、大学全体では自動車通学が多いのに対し、バイク通学が多く、頻回の交通事故等への注意喚起が必要と思われる。
通学時間は、ほとんどの学生が30分以内であり、大学近隣に居住する傾向が認められた。

「大学入学以前について」設問11~17

本学科においても、親、知人、高校からの本学の情報入手が多く、次いで、ホームページ、大学案内、オープンキャンパスであった。他大学では学園祭での学生のリクルートが広報の一手段と聞いているが、本学科では全く居なかった。また、進路決定については、自分の意志で最終決定しているとは考えるが、両親や進路担当の教員の意見を参考にしている学生が本学科では大半を占める。
本学科の選択理由としては、資格取得に魅力を感じて入学してきた学生が多いことが分かる。入学前の不登校経験者が10%強いることには注意が必要である。また、浪人経験者と不登校経験者の数が一致するが、同一人物で在るかは、本アンケート調査から窺い知ることは出来ない。入学前学習については、65%もいることに驚きを隠せないが、回答者が少ないことから、回答してくれた学生は比較的まじめな学生だったと推測される。 また、入学後のクラブやサークル活動に参加を考えていた学生の割合は他学科と同等であった。

「大学生活について」設問18~40

講義以外での生活サイクルについては、本学科の学生の62%が自宅で過しており、自宅学習や宿題に追われている様子が窺える。本学科の学生でクラブ・サークル活動に参加するものがいないことは残念なことである。アルバイトについては、全くしていない学生が38%と半分を大きく割り込んでいて、週に1〜3回が30%、週に4〜6回20%と、学生生活での勉強時間を考えるとアルバイトの占める割合が多すぎると判断出来る。学費の捻出については、親・親戚からの援助が75.5%を占め、それと併用する形で奨学金受給64.7%である。一方、12%もの学生がアルバイトで学費を捻出しなければならない状態は、猶与すべき事態である。
生活環境については、本学科では一人暮らしがほとんどであり、経済的負担が大きいことが推測されるが、回答が寄せられていないので、実態は不明であるが、生活費の工面で仕送り、奨学金、アルバイトによってまかなわれている様である。
大学生活における悩みについては、進路や就職が最も多く、半分以上を占める。これは本学科の基本方針が多様なため、進路に迷ってしまうのかも知れない。次に多いのが、勉強や成績が32.2%であった。また、本学科では共同作業での学習が多く、友人関係に悩む学生が23.5%も居るということは、表面にはでないトラブルを抱えているのかも知れない。あるいは、旨く友達づきあいの出来ない最近の風潮かも知れない。それらの悩みの対し、相談する相手は友人が最も多く、次に親兄弟と回答されている。折角の大学の制度が旨く利用されていないのは残念である。本学科では2名(約6 %)が、休学経験があると回答している。原因は一人が精神上の問題、もう一人が進路への迷いとされているが、後者についてはチュータや大学側での密なサポートが必要であろう。

「自主学習」設問41~42

平日ならびに休日の1日の平均学習時間については、平日30分〜1時間学習している学生が最も多く、この数値は学生の学習意欲が低いことを反映している。驚くべきことは、約30%もの学生が勉強をしていないと回答したことであり、これでは1単位の条件を満たしていない。

生命医科学科結果

「プロフィール」設問1~10

回答率については、大学全体が46.3%であるのに対し、本学科では63.7%と全学科の中でも最も高かった。この点については、本アンケート調査の意義を事前に学生に周知徹底した成果だと考えられる。
学生の年齢については、本学科ではほとんどの学生が現役入学であり、その男女比は大学全体が4.5:5.5であるのに対して、本学科では4.0:6.0であり、このことが他のデータ要素の解析結果に影響を及ぼしている。
出身地については、大学全体と相似的な動向を示しており、宮崎県内出身者が39.2%、九州圏内からの学生となると88.5%となり、非常に高い地域密着性が伺われた。
入試区分については、一般入試合格者の割合が53.1%と大学全体で最も高く、次いで指定校(20.1%),センター利用(14.6%)であった。
本学科以外に受験した大学・学部については、国公立大受験36.1%と高い割合を示すが、複数回答可の設問であり、あくまでも学生個人の希望調査であると理解している。
通学手段については、大学全体では自動車が40.5%、次いでバイク24.0%,バス18.0%であるが、本学科では、公共交通機関利用の学生が34.6%と最も多く、自動車の通学利用は25.4%に留まっていた。

通学時間は、77.7%の学生が30分以内であり、大学近隣に居住する傾向が認められた。また、入学時に、本学学友会会員であることを知らない学生が55.3%(大学全体52.2%)存在し、本学への帰属意識の薄さが明らかとなった。

「大学入学以前について」設問11~17

本学科においても、親、知人、高校からの本学の情報入手が多く、次いで、ホームページ、大学案内、オープンキャンパスであった。また、進路決定については、自分の意志で最終決定しているとは考えるが、両親や進路担当の教員の意見を参考にしている学生が本学科では71.5%を占め、本学の情報入手先を含め、身近な人物の影響が大きいことが示唆された。
本学科の選択理由としては、資格取得に魅力を感じた学生が80.8%を占めるが、反面、設問21,22にも関係するが、思っていたのとは違うと考える学生が26.2%存在することに留意する必要がある。
入学前学習については、48.4%と約半数に留まっており、大学全体の学生の動向と一致していた。また、入学後のクラブやサークル活動に参加を考えていた学生は他学科同様、57.7%程度であった。

「大学生活について」設問18~40

講義以外での生活サイクルについては、本学科の学生の53.1%が自宅で過ごすと答えており、学内における自習スペースの拡大が望まれる。サークル活動については、大学全体の集計結果69.1%と同様に、本学科学生でも63.1%は参加していなかった。
アルバイトについては、本学科では56.2%の学生が何らかの形でアルバイトをしていたが、その頻度は、「週に1~3日」であり学習への負担の少ないように配慮されていた。加えて、全くアルバイトを全くしていない学生が43.8%存在した。
学費の捻出については、親・親戚からの援助が78.5%を占め、それと併用する形で奨学金受給53.8%、アルバイト14.6%であり、全学的に共通する内容であった。
生活環境については、本学科では「一人暮らし」の割合が71.5%であり、家族と同居している学生の平均的な月間支出金額(3~5万円/月)に比べ、やはり経済的負担の大きいことが理解される。
大学生活における悩みについては、大学全体と同じく、勉強や成績51.5%,進路や就職46.2%であった。また、本学科では、教員との関係と回答した学生が22.3%存在し(大学全体:13.0%)、今後、チューターを中心としたきめ細やかな対応が望まれる。
休学経験がある学生については、本学科では2名(1.5%)であったが、来年度、学科完成を迎えるにあたり、他学科同様、学力不足・意欲の喪失、心的ストレス、進路への不安等で、増加することが懸念される。
留年経験の問いについては、本学科では4年進級時での判定に拠ることとなっているため、実数0名回答である。しかし、来年度以降は他学科同様、学力不足を要因とする原級留置の学生への対応が、国家試験の対策も含め重要な課題となる。

「自主学習」設問41~42

平日ならびに休日の1日の平均学習時間については、平日1時間以上学習している学生は40.0%で他学部に比べ大きな差はないが、全く学習していない学生が11.5%存在した(大学全体:12.1%)。
来年度以降、留年経験者を少しでも出さない様、休日の学習時間(1時間以上学習している学生:60.8%)とともに、学生への学習指導の周知徹底の必要性が認められた。