公務員試験に15名の現役内定(令和3年2月15日現在)
本学では、「学生一人ひとりのもつ能力を最大限に引き出し引き伸ばし、社会に有為な人材を養成する」という建学の理念のもと、平成30年度より公務員として社会に広く学生が貢献出来るよう地元、延岡市の協力も頂き、公務員試験対策講座を開講し、受講した多くの学生が各自治体より内定を得、今春、羽ばたきます。
本学の公務員試験対策への取組を学長よりご説明いたします。
令和3年2月15日現在、次の自治体より内定を得ています。
宮崎県庁 :1名(福祉行政職)
延岡市役所 :1名(福祉行政職)
日向市役所 :2名(福祉行政職)
諸塚村役場 :1名(一般行政職)
宮崎県教員 :2名(小学校教員)
熊本県教員 :1名(小学校教員)
沖縄県庁 :1名(医療専門職)
熊本市役所 :1名(医療専門職)
宮崎県庁 :2名(医療専門職)
鹿児島県庁 :1名(医療専門職)
上天草市役所 (病院):1名(医療専門職)
杵築市役所(病院) :1名(医療専門職)
以上15名となります。ここで延岡市役所(福祉行政職)から内定を得た桑原日向子さん・日向市役所(福祉行政職)から内定を得た岩城明日香さんの内定体験記をご紹介いたします。
社会福祉学部 臨床福祉学科 臨床心理専攻 4年 桑原日向子(樟南高等学校出身)
1.公務員を目指した理由
市役所でのボランティア活動や実習等で何度も延岡市役所を訪れる機会があり、福祉業務などやその必要性に興味を持ちました。またその際に、市役所の職員の方々が市民に誠実に向き合う姿を拝見し、私もここで市民の方に寄り添った支援を行いたいと強く思ったのがきっかけです。
2.大学からの支援
2年次にゼミの先生が、市役所に合格した先輩方との相談時間を設けてくださいました。そこで参考書やキャリアサポートセンター、ヤングジョブなどの試験対策に役立つ情報をたくさんいただき、早い段階から試験対策の準備を始めることが出来ました。(ヤングジョブとは宮崎県の就労支援施設です。九州保健福祉大学のキャリアサポートセンターは、ヤングジョブやハローワーク等と広く連携して、学生のサポートを行っています。)
3年生になり、キャリアサポートセンターで行われた公務員試験対策講座に参加しました。市役所の職員の方々から直接試験等について説明を受け、産業カウンセラーさんと自己分析とケーススタディ対策を行いました。この対策講座のおかげで自分がすべきことを明確にし、本格的に対策を進めることが出来ました。 また、キャリアサポートセンターとヤングジョブでは参考書の紹介や貸し出しを行っていて、筆記試験の対策にとても役立ちました。面接対策は過去の受験生からのアドバイスをもとにした丁寧な内容で、試験前日まで何度も付き合っていただきました。
3.対策方法
筆記試験対策では、ひたすら参考書を解いていました。これと決めた参考書を一冊、繰り返し解いて解法を頭に叩き込んでいきました。
面接対策では、キャリアサポートセンターとヤングジョブで面接原稿を練った後、本番を想定した練習を何度も行いました。面接内容だけでなく、服装や礼儀作法についても詳しく教えていただき、本番にとても役立ちました。
4.公務員への就職を考えている後輩へ
国家資格を目指しながらの公務員試験対策は大変でした。しかし「資格を活かしながら公務員として働きたい」という私の思いを受け止めて、先生方にはたくさんの支援をしていただきました。「資格の勉強もしながら公務員なんて無理」なんてことはありません。延岡市、そして九州保健福祉大学には、公務員を目指す学生をサポートする体制が整っています。
社会福祉学部 臨床福祉学科 臨床福祉専攻 岩城明日香(宮崎南高等学校出身)
1. 公務員を目指した理由
この大学に入学した頃から、漠然と将来は公務員になりたいと考えていました。しかし、当時は公務員の事について無知であったため、大学2年生の時にインターンシップの講義を受講し、実際に市役所の方に行かせていただきました。その際に地域住民の方の生活を守るために一生懸命になって職務にあたっている職員の方の姿に憧れを持ちました。そこで、私も福祉の知識や技術をうまく活用して地域のために出来る事をしたいという気持ちがより高まった事がきっかけで公務員を目指しました。
2. 大学からの支援
まず私は、大学2年生の頃に大学内のキャリアサポートセンターが行っている公務員試験対策講座に参加しました。そこで公務員になるために必要な事を学んだ上に、実際に公務員として働く方のお話を聞く事が出来ました。そして実際に公務員試験が始まった際には、大学内のキャリアサポートセンターはもちろん、延岡市にあるヤングJOBサポートも活用し、エントリーシートの添削・面接練習・グループワーク対策を行っていただきました。どちらも親身になって手厚い支援をしてくださいました。
3. 対策方法
まず学力試験については、大学4年の春から対策を始めました。書店で購入した公務員試験対策の本とキャリアサポート内で貸し出しをしていた本を活用し、問題を繰り返し解く事を心掛けました。私は集中力が続くタイプではなかったので、「1日〇時間は集中」「今日は〇〇ページまで解く」と目標を決めるようにしていました。また、分からない問題は一緒に勉強をしている友人と教え合うようにしていました。
面接やグループワークについては、キャリアサポートセンターとヤングJOBサポートで指導を行っていただいた後、自宅に帰って練習するようにしていました。公務員試験期間は実習も重なり大変でしたが、周りの方のサポートのおかげでなんとか対策を行う事が出来ました。
4. 公務員への就職を考えている後輩へ
公務員になりたいと考えていても、試験の概要や対策方法などに疑問や不安を抱えている方は多くいらっしゃると思います。しかし、大学の先生方はたくさんの情報を提供してくださるだけでなく、大学外の支援機関とも連携して手厚い支援を行ってくださいます。そのため、安心して試験対策に臨む事が出来ます。大学の勉強と公務員試験対策の両立は大変ですが、コツコツ小さな努力を積み重ねる事できっと合格する事が出来ると思います。応援しています。頑張ってください!